対人訓練に関する研究
選択手順が重要な訓練における映像提示の効果に関する検証
本研究では,VR訓練も効果的ではあるが,他のより低コストな訓練方式でも十分な効果を発揮できるタスクが存在するのかについて検証を行った.検証対象のタスクとしては,論理的な選択手順の理解が重要となるタスクを選定した.さらに,低コストな訓練方式としては、映像を用いないテキスト形式のインタラクティブ訓練(以下、テキスト訓練)を採用し,対象者は当該タスクに一定の経験を有する者とした.実験では,検証対象のタスクの一例と言えるリスニング試験中における試験監督の業務を題材に,4つの評価指標において効果比較を行った.その結果,すべての評価指標においてテキスト訓練はVR訓練と同等以上の効果を示した.以上より,VR訓練よりも低コストな訓練方式でも十分な効果が得られるタスクの存在が示唆された.
関連文献
杉山丈斗,戸塚圭亮,坂口正道:選択手順が重要な訓練におけるテキスト形式訓練システムの有効性に関する検証,第26回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会,2A4-12,2025

顔認識技術を利用した対人コミュニケーション訓練システムの開発
人間は日常的なコミュニケーションにおいては、事前の準備を無しに話すことができる。また、過去に多くの人前で話す経験のある研究者であれば研究に関してほとんど準備を必要とせずに発表することが可能である。そこで、本研究ではVR上に仮想のプレゼンテーション環境を構築し、対人コミュニケーションの訓練環境を構築した。プレゼンテーション中の評価として、顔の情報をOpenCVで取得し、視線や顔の向き、表情を評価した。結果として練習量の増加に伴い、主観的な自身が向上し、その結果が視線の変化に生じることを確認した。
関連文献
石田伝真,坂口正道:アバターの反応を利用した人前での発話訓練システムの提案,第25回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会,2D1-12,2024


